アスリートのリハビリはトータルに!
- 智士 小山
- 2022年8月5日
- 読了時間: 2分
一般的に怪我からの復帰プロセスは3つのフェーズに分けられ、
・急性期(炎症や腫れが生じる時期)
・回復期(損傷組織の回復が行われる時期)
・リモデリング(再構築)期(スポーツ復帰の準備の時期)
と呼ばれます。
これらは主に損傷された組織の回復に焦点を当てたフェーズ分けとなっている。

その他にも大切な要素として、いわゆる「メンタル」があります。
多くのアスリートは以下のような経験をしているようです。
・急性期には、スポーツに参加できないことによる「喪失感・不安感・イライラ」
・回復期には、モチベーションや熱意の低下による「無関心(アパシー)・消極的感情」
・リモデリング期には、プレーから離れたことによる「自信喪失・再受傷の恐怖」

Kamphoffらは、以下のように述べています。
上記のような組織損傷の3つのフェーズに応じて、「メンタル」の要素を加えてリハビリしていくことでより全人的なアプローチができると述べています。
当院で行っている具体的はアプローチは、
・急性期には、炎症や腫れのコントロールをきっちりと行うと同時に患部外のトレーニングを積極的に行うことで運動の機会を確保する
・回復期には、徐々に筋力や可動域を回復させながら、痛みを伴わない動き(サイドラインで出来るトレーニングなど)を開始し、モチベーションを維持する
・リカバリー期には、スポーツ特有の動きに適応させながら自信を回復させ、受傷時よりも筋力を強化しておくことで再受傷のリスクを減らす
といった感じです。

スポーツ障害からの回復や長期間続く症状でお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
当院は、土日も診療しております。時間帯によっては予約困難な場合もございますが、まずは遠慮なくご連絡頂けますと幸いです。
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